キレイラインとインビザラインはどっちがいい?費用や適応症例などの違いを解説

この記事では、キレイラインとインビザラインはどちらがいいのか、費用や適応症例などの違いについてまとめています。

どちらも同じマウスピースによる矯正ですが、どう違いがあるのか分からないという人や迷っている人もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、前歯だけを矯正したい場合はキレイライン、奥歯を含む全顎の矯正が必要ならインビザラインがおすすめです。

それぞれ費用や適応できる症例が違うので、歯科矯正を検討していて詳しく知りたいと言う人はぜひこの記事を最後までお読みください。

目次

部分矯正ならキレイライン、全顎矯正ならインビザライン

それではまず、キレイラインとインビザラインが適応する症例についてお話していきます。

キレイラインは前歯上下12本を対象とした矯正になっているので、部分的な歯科矯正を希望している人におすすめです。

ガタガタの前歯が気になる、出っ歯やすきっ歯を治したいという見た目重視の人に向いています。

対してインビザラインは全顎の歯科矯正に対応しているので、全ての歯を矯正したいという人におすすめです。

奥歯も含めた矯正なので噛み合わせも治す事ができます。

キレイラインとインビザラインスペック一覧比較

それでは次に、キレイラインとインビザラインのスペックを一覧表にまとめたので確認していきましょう。

金額や特徴の違いをわかりやすくしているので参考にしてみてください。

キレイラインインビザライン
症例適応範囲前歯上下12本を対象とした治療奥歯を含む全体(全顎)の治療
目安費用17.6万円~46.2万円程度※1・部分矯正30~40万円程度
・全体矯正60〜110万円程度
支払い方法現金
クレジットカード
デンタルローン
※2
銀行振込
現金
クレジットカード
院内分割払い
デンタルローン
通院頻度・都度払い:約3週間に1度
・コース払い:約2ヶ月に1度
2~3ヶ月に1度
型どりの回数・都度払い
動いた歯に合わせて都度採取
・コース払い
最初の1回
(追加治療や歯科医師の判断等により増える可能性有り)
最初の1回のみ
1日の装着時間20時間以上20時間以上
治療期間目安4ヶ月〜1年程度※3・部分矯正6ヶ月~1年程度
・全体矯正1年〜3年程度
装着感少し歯茎に被ってしまうので
違和感を感じることがある
歯茎に被らない設計になっているので
あまり違和感を感じない
ホワイトニング
対応有無
対応可能※4対応可能
対象年齢・男性16才から
・女性14才から
6才または7才~可能
フォロー体制その後のフォローは代金に含まれていないが
任意でクリニックで相談可能
クリニックによって
アフターフォロー有り
キレイライン矯正とインビザラインの比較

※保険適用外の自由診療となります。
※1 別途、初回検診料、再診料、リテーナー費⽤がかかります。
※2 クレジットカード払い・デンタルローンは18歳以上(高校生を除く)が対象となり、詳しい支払い方法や規約は各提携クリニックにより異なります。予約フォームの備考欄にご記載いただくか、初回検診にお越しの際にクリニックへご相談ください。
※3 治療期間には個人差があります。
※3 保定期間は含みません。キレイライン矯正に限らず、すべての矯正歯科治療において、治療終了後は後戻りを防ぐため保定期間が必要です。
※4 ホワイトニングはアタッチメント(追加治療)との併用はできません。ホワイトニング剤の使用タイミングは歯科医師までご相談ください。
※4 16歳未満の方へのホワイトニングは推奨しておりません。そのため、年齢によってはホワイトニング剤のお渡しを控えさせていただく可能性があります。

キレイラインとインビザラインを8項目で比較

それでは次に、キレイラインとインビザラインを先程の比較表8項目でそれぞれ比較していきます。

項目ごとに詳しくお話していきますので、気になっている部分を確認してみてください。

キレイラインとインビザラインの費用を比較

キレイラインとインビザラインの費用をまず比較していきます。

キレイラインインビザライン
目安費用17.6万円~46.2万円程度※・部分矯正30~40万円程度
・全体矯正60〜110万円程度
キレイラインとインビザラインの費用を比較

※患者様の症状により、キレイライン以外の追加治療として片顎4万円(税込44,000円)の拡大床の併用やIPR、アタッチメントを歯科医師から推奨される場合があります。
※追加治療(拡大床、IPR、アタッチメントなど)には別途料金がかかります。これらはキレイライン矯正の一環ではなく、患者様のご要望や症状により歯科医師の判断のもと行われる「クリニックによる追加治療」です。詳細は、提携クリニックに直接ご確認ください。
※リテーナーは症状等により税込22,000~66,000円の別途費用がかかります。詳しくは提携クリニックにお問い合わせください。
※上記に記載している費用以外に、初回検診料3,300円(税込)~、および来院1回につき3,300円程度(税込)の再診料が別途発生します。金額は提携クリニックにより異なりますので、予約画面または通われるクリニックにご確認ください。

キレイラインは矯正の範囲が広くないため、費用も抑えられています。

対してインビザラインは適応症例も多く、部分矯正や全体矯正と幅広いので費用はそれに応じて高くなっているようです。

あくまで目安の金額なので、症例によってはこの金額が前後する可能性もあります。

キレイラインとインビザラインの支払い方法を比較

キレイラインインビザライン
支払い方法現金
クレジットカード
デンタルローン※
銀行振込
現金
クレジットカード
院内分割払い
デンタルローン
キレイラインとインビザラインの支払い方法を比較

※クレジットカード払い・デンタルローンは18歳以上(高校生を除く)が対象となり、詳しい支払い方法や規約は各提携クリニックにより異なります。予約フォームの備考欄にご記載いただくか、初回検診にお越しの際にクリニックへご相談ください。

支払い方法はどちらも現金払いとクレジットカード、デンタルローンが可能となっています。

インビザラインに関してはクリニックによって銀行振込や院内分割といった、院内独自の分割払いの方法を選択できるようです。

自分にあった支払い方法を確認し、無理のないよう計画しましょう。

キレイラインとインビザラインの適応症例を比較

キレイラインインビザライン
症例適応範囲前歯上下12本を対象とした治療奥歯を含む全体(全顎)の治療
キレイラインとインビザラインの適応症例を比較

適応症例には大きな違いがあります。

キレイラインは前歯上下12本を対象に治療が進められます。

部分的矯正に重点を置くことで低価格かつ高品質な治療を提供しているのが特徴です。

インビザラインは奥歯を含めた全顎の歯科矯正が可能です。

一部例外はあるようですが、ほとんどの症例に適応します。

検診によって自分はどの程度の矯正が必要であるかを知った上で治療法を選びましょう。

キレイラインとインビザラインの通院頻度を比較

キレイラインインビザライン
通院頻度・都度払い:約3週間に一度
・コース払い:約2か月に一度
2~3ヶ月に1度
キレイラインとインビザラインの通院頻度を比較

通院頻度はキレイラインは支払い方法によって変わってきます。

都度払いを選択している人は歯が動くごとに型を採取するので、通院頻度も多くなります。

コース払いをしている場合は、最初の1回でコース回数分のマウスピースを発注するようになっているので都度払いより通院頻度が少ないでしょう。
※コース契約で拡大床(追加治療)を併用される場合、マウスピースは3ステージごとの発注となります。
※追加治療の併用や歯科医師の診断により、装置の型採りや通院頻度・回数が変更になる場合があります。

インビザラインは初回の検診時にシミュレーションである程度治療計画が決められるので、型取りも初回の1回のみです。

そのため通院頻度が少なく済みます。

キレイラインとインビザラインの治療期間を比較

キレイラインインビザライン
治療期間目安4ヶ月〜1年程度・部分矯正6ヶ月~1年程度
・全体矯正1年〜3年程度
キレイラインとインビザラインの治療期間を比較

治療期間はキレイラインではおよそ4ヵ月〜1年程度となっています。

前歯上下12本という部分的な矯正なので、そこまで長期にはならないようです。

そして、自分が納得し歯科医師から歯の健康上問題ないと診断されれば途中で辞める事もできます。

※都度払い契約の場合のみ。詳しくはクリニックにご確認ください。

インビザラインも部分矯正か全体矯正かで違いがあるようです。

部分矯正ではキレイラインとあまり変わらないですが、全体矯正では長いと3年程かかるかもしれません。

症例や医師の診断によって変わるので期間は目安として考えていた方が良さそうです。

※治療期間には個人差があります。
※保定期間は含みません。キレイライン矯正に限らず、すべての矯正歯科治療において、治療終了後は後戻りを防ぐため保定期間が必要です。

キレイラインとインビザラインの装着感を比較

キレイラインインビザライン
装着感少し歯茎に被ってしまうので
違和感を感じることがある
歯茎に被らない設計になっているので
あまり違和感を感じない
キレイラインとインビザラインの装着感を比較

どちらも慣れるまでは発音がしにくい、喋りにくいといった違和感を感じる人が多いようです。

しかしインビザラインの方は厚さが0.5㎜で縁が波型にカットされているので歯茎に当たりにくい作りになっています。

そのため装着感は違和感のあまり感じにくいものです。

キレイラインは縁のカットは直線的になっているので若干歯茎に当たってしまいます。

そのため人によってはインビザラインよりもキレイラインの方が違和感を感じやすいかもしれません。

キレイラインとインビザラインのホワイトニング対応有無を比較

キレイラインインビザライン
ホワイトニング
対応有無
対応可能※対応可能
キレイラインとインビザラインのホワイトニング対応有無を比較

※16歳未満の方へのホワイトニングは推奨しておりません。そのため、年齢によってはホワイトニング剤のお渡しを控えさせていただく可能性があります。
※アタッチメント(追加治療)との併用はできません。ホワイトニング剤の使用タイミングは歯科医師までご相談ください。

キレイライン、インビザライン共にどちらもホワイトニングとの併用が可能となっています。

やり方はとても簡単です。

ホワイトニング用の薬剤を矯正用のマウスピースに入れてはめるだけなので気軽にホワイトニングができます。

矯正の機会に歯のホワイトニングも一緒にしたいと思っている人は気軽に歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。

キレイラインとインビザラインの対象年齢を比較

キレイラインインビザライン
対象年齢・男性16才から
・女性14才から
6才または7才~可能
キレイラインとインビザラインの対象年齢を比較

対象年齢はキレイラインでは男性女性で違い、男性は16才から、女性は14才からとなっています。

これは、「前歯の歯根完成時期」を目安にしているためです。

近い年齢の人は、歯根が完成していれば治療可能ですが、まだ未完成の場合は経過観察になります。

目安として、上の対象年齢から2歳程度若い人は、まだ歯根未完成の可能性が高いようです。

インビザラインの対象年齢はインビザラインファーストという6才または7才から可能の矯正があります。

全てのクリニックがインビザラインファースト対応の訳ではないので、クリニックは限られますが乳歯と永久歯が混在している中でも矯正ができるようです。

キレイラインとインビザラインのフォロー体制を比較

キレイラインインビザライン
フォロー体制その後のフォローは代金に含まれていないが
任意でクリニックで相談可能
クリニックによって
アフターフォロー有り
キレイラインとインビザラインのフォロー体制を比較

キレイラインでは、基本的にアフターフォローは代金に含まれていません。

しかし、任意で通っているクリニックに相談することはできるので治療後に気になることがあれば連絡しましょう。

治療後に使う保定装置(リテーナー)は別料金で提供(症状等により税込22,000~66,000円)、定期的な通院もおすすめしています。

インビザラインではクリニックによってアフターフォローをしっかりしてくれる所もあります。

通うにあたってあらかじめアフターフォローがどうなっているのか確認した方が良さそうです。

キレイラインをおすすめする人、インビザラインをおすすめする人

それでは次に、キレイラインをおすすめする人と、インビザラインをおすすめする人についてお話します。

それぞれに特徴があるので、自分はどちらの矯正が向いているのか確認してみてください。

診察内容によってはおすすめに当てはまっていても、実際は治療に適応できるかはわかりませんのであくまでも参考程度に考えてください。

キレイラインをおすすめする人

キレイラインをおすすめする人は以下にあてはまる人です。

をおすすめする人
  • 部分的な矯正をしたい人
  • 見た目重視の矯正をしたい人
  • 費用を抑えて矯正をしたい人
  • 自分のペースで治療をしたい人

キレイラインはリーズナブルに気になる部分を治療できる歯科矯正です。

前歯上下12本の部分的な治療に絞っているので、見た目の印象を変えたいという人に向いています。

そして都度払いであれば、自分のペースで治療ができるので続けなければいけないというプレッシャーも少ないです。

初回の1回だけ治療するという事もできるので、歯科矯正を試してみたいという人にはぴったりですね。

歯並びが気になるという人は気軽にキレイラインの初回お試しを受けてみてはいかがでしょうか。

インビザラインをおすすめする人

インビザラインをおすすめする人は以下に当てはまる人です。

インビザラインをおすすめする人
  • 奥歯を含めた全顎での矯正を希望している人
  • 見た目の歯並びだけでなく、噛み合わせも治したい人
  • キレイラインでは対応できないと言われた人
  • 通院が少なくすむ矯正を希望している人

インビザラインでは症例も多く、幅広い症状に対応が可能です。

奥歯までの広範囲で矯正ができるので噛み合わせに問題を抱えている人にも向いています。

そして初回に歯型を取れば、その後はシミュレーションに従って治療が進められるのであまり通院する時間が取れないという人でも治療がしやすいでしょう。

キレイラインとインビザラインのどっちがいいかに関する質問

それでは次に、キレイラインとインビザラインのどちらがいいのかという事についてよくある質問にQ&A形式でお答えしていきます。

矯正の後戻りを治したい場合は、どちらがおすすめですか?

矯正後の後戻りを治したい時は、キレイラインとインビザライン共に対応しています。

軽度の後戻りであれば適応範囲や期間に上限のあるプランで対応できる可能性がありますので、クリニックに相談してみてください。

治療途中で歯が痛む場合は、どうしたらいいですか?

痛む原因にもよりますが、マウスピース装着で痛い時は歯が動いている為に痛かったり、慣れない噛み合わせの為に痛かったりという事があります。

あまりに痛みが強い時は我慢せずにかかりつけのクリニックに相談しましょう。

より目立たないのは、キレイラインとインビザラインのどちらですか?

どちらも透明なマウスピースなのであまり目立つことはありません。

しかし、併用する矯正器具によっては気になる場合があります。

インビザラインではアタッチメントの凹凸や、ゴム掛けをしたときに口を大きく開けると白いゴムが見える場合があります。

キレイラインとインビザラインの比較まとめ

キレイラインとインビザラインの比較についてまとめました。

前歯だけを矯正したい場合はキレイラインが、奥歯を含む全顎の矯正が必要ならインビザラインがおすすめです。

特徴や金額に違いはあれど、どちらも優れた治療法となっています。

自分の歯の状態を知り、どちらの矯正が合っているのか理解してから選ぶようにした方がいいかもしれません。

症例によって治療が可能かどうかも変わってくるので、もし歯並びで悩んでいたら一度初回検診の予約を入れてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

幼少期に歯科矯正を経験して以来、歯の美しさと健康に情熱を持ち続けています。ホワイトニングや毎日のケアを欠かさず、年齢を重ねても美しい口元を保つことを大切にしています。当ブログでは、最新のマウスピース矯正に関する情報や実体験をもとに、専門的な知識をわかりやすくお届け。矯正治療の効果や気になる費用、選び方まで、読者の悩みに寄り添った内容を発信しています。「笑顔に自信を持ちたい」「もっと美しい歯並びを手に入れたい」そんな思いを抱く全ての方を応援するブログです。

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